ストウブの鍋で作った料理はおいしいと聞いたことがあるけど、デメリットはないの?と思ったことはありませんか?ストウブのデメリットを知らずに購入して、こんなはずじゃなかったと後悔したくないですよね。
私はストウブが大好きなストウブ愛好家です。2014年からストウブを使っており、ごはんも毎食ストウブで炊いています。
この記事では、ストウブのデメリットとメリットを正直に紹介しました。記事を読めばストウブのデメリットを解消できる具体的な方法もわかります。
ストウブのデメリットは、重さや値段の高さです。実際に自分が使いやすいサイズを選べば、ストレスなく使えます。ストウブはお手入れを行うことで長く愛用できるため、コストパフォーマンスが高いところが魅力です。
ストウブのデメリット4選
ストウブの4つのデメリットを紹介します。
- 鍋もふたも重い
- 値段が高い
- 収納場所が必要
- 使い方にコツがいる
鍋もふたも重い
ストウブは鋳物ホーロー鍋なので、鍋もふたも重さがあります。
ストウブのサイズ | ストウブの重さ |
ラウンド16cm | 2.3kg |
ラウンド20cm | 3.6kg |
ラウンド22cm | 3.81kg |
私がストウブの重さを感じるのは、以下のときです。
- 収納場所から取り出すとき
- ふたを開け閉めするとき
- 食卓に運ぶとき
- 洗うとき
注意が必要なのが、調理後にそのまま食卓に運ぶときです。鍋とふたの重さに食材の重さが加わるため、さらに重くなります。私が持っている中で一番大きいのはラウンド24cmで、鍋とふたで4.74kgです。鍋料理やポトフを作るのに使っていますが、食卓に運ぶときはずっしりと重さを感じます。
重さのあるストウブをうまく使うには、自分が使いこなせるサイズのストウブを選ぶことが重要です。ネット通販での購入もできますが、ストウブの実物を持ったことがない場合は、お店で実物に触れてみるのもよいでしょう。
値段が高い
ストウブは値段が高いです。
ストウブのサイズ | ストウブの値段 |
ラウンド16cm | 24,200円 |
ラウンド20cm | 30,800円 |
ラウンド22cm | 36,300円 |
ストウブの値段は高いですが、お手入れをして大切に使えば、一生物の鍋です。購入時にコストはかかりますが、定期的に買い替えが必要な鍋に比べるとランニングコストはお得です。ストウブは長く使い続けられるので、長期的な視点で考えて、購入を検討するのもよいでしょう。
収納場所が必要
ストウブの収納には場所が必要です。ストウブはサイズ違いの鍋やフライパンを重ねて中にしまう収納ができないからです。
ストウブは、ふたをひっくり返して縦に重ねることができます。私はストウブを2段に重ねて収納しており、そのまま並べるよりも半分程度のスペースで収納できています。
私はストウブを使い始めてから引っ越したので、キッチンの棚の一部をストウブ用に確保して、棚を造作してもらいました。ストウブは見た目がかわいいので、見せる収納にするもおすすめです。高めの場所は出し入れに危ないので、避けましょう。
使い方にコツがいる
ストウブを使うにはちょっとしたコツが必要です。
- 鍋にやさしい調理器具を使う
- 洗った後はさびないように拭く
- 定期的にシーズニングを行う
- 焦げたら重曹で落とす
鍋にやさしい調理器具を使う
ストウブの鍋には、エマイユ加工がされています。金属の調理器具を使うと加工が取れてしまうおそれがあるため、鍋肌にやさしいシリコン製や木製の調理器具を使いましょう。私は、無印良品のシリコーン製の調理器具をメインに使用しています。買いやすい価格で食洗機にも入れられるので、使いやすいです。
洗った後はさびないように拭く
ストウブに水分が残ったままだと、さびのリスクがあります。特に鍋とふたの縁はエマイユ加工がないので、丁寧に水分を拭き取りましょう。作った料理を食べきれなかった場合は、別の容器にうつしかえて保存するのがおすすめです。
定期的にシーズニングを行う
ストウブはシーズニングという油をなじませる作業を定期的に行うことがおすすめです。シーズニングをすると、鍋の表面が油でコーティングされて焦げ付きにくくなります。詳しい方法は、公式サイト を参考にしてください。
焦げたら重曹で落とす
ストウブが焦げたときは、重曹を使って落としましょう。金属のタワシでゴシゴシこすると、エマイユ加工が剥がれるおそれがあるためです。重曹を使った方法を以下に説明します。
重曹をストウブに大さじ1程度入れて、焦げている部分をおおう量の水をいれます。水を多く使う場合は、重曹の量を増やしてください。鍋を火にかけて、ブクブクと沸騰させてから冷めるまで置くと、焦げていた部分が剥がれ落ちます。重曹を流してからスポンジで洗います。
ストウブを使うには、お手入れやコツが必要ですが、大切に長く使える鍋です。
ストウブのメリット4選
ストウブのメリットを4つ紹介します。
- おいしく調理できる
- いろいろな調理法ができる
- 長く愛用できる
- 食卓が華やかになる
おいしく調理できる
ストウブを使うだけで、料理がおいしくなるのが一番のメリットです。ストウブは素材のうまみを引き出してくれる鍋だからです。ストウブのエマイユ加工とふたの裏の突起により、素材のうまみは引き出されます。
エマイユ加工
ストウブの鍋表面は、エマイユ加工がされています。エマイユ加工とは、黒いマットなホーローを吹き付けて、鍋表面に細かな凹凸を作り出すストウブの特徴的な加工です。油のなじみを良くし、食材が焦げにくくなるため、おいしく調理できます。また、酸にも強いためレモンや酢などの料理にも適しています。
ピコとシステラ
ストウブのふたには、ピコやシステラという突起がついています。突起の種類は、鍋のふたの形状により異なりますが、どちらも同じ働きをします。食材から出るうまみが凝縮された水分がふたの裏の突起について、蒸気となって再び食材に降り注ぎます(セルフベイスティング効果)。この効果により、食材のうまみが引き出されて、おいしく仕上がります。また、無水調理が可能なのはピコやシステラがあるためです。
ピコとシステラのどちらがついているかは、ふたの形状により異なります。ふたがまっすぐな場合はピコ、丸みのあるふたはシステラがついています。
- ピコ
-
ラウンド、オーバル
- システラ
-
ラ ココット de GOHAN、Wa-NABE、ブレイザー
初めてストウブを使ったときに、いつもと味が変わってびっくりしたのを覚えています。蒸した野菜の甘さに驚きました。おすすめはにんじんやかぼちゃ、さつまいもです。甘さとホクホク具合がおいしいので、サラダやポタージュにするのもおすすめです。
いろいろな調理法ができる
ストウブはいろいろな調理法で活用できるところもメリットです。
- 無水調理
- 揚げ物
- オーブン調理
無水調理
無水調理とは、水を入れずに素材の水分と調味料だけを使う調理法です。素材の味がぎゅっと感じられ、調味料を少なく作れます。私が好きな無水調理レシピは、鶏肉のトマト煮と肉じゃがです。野菜と肉はホロホロとやわらかく、濃厚な味が楽しめます。
揚げ物
ストウブは揚げ物にもぴったりです。保温性に優れているので、油の温度が下がりにくく、カラッと仕上がります。揚げ物のおすすめはから揚げです。ストウブの揚げ物は、ふたを使って作るとおいしくできます。
肉を入れたらすぐにふたをします。3~4分たったらふたを外して、肉をひっくり返し3~4分揚げたら完成です。ふたの裏についた水分が鍋の中に落ちると、バチバチっと油が跳ねるので注意してください。素早く取るのがコツです。
» ストウブで揚げるからあげはふっくらジューシーで最高のごちそう
オーブン調理
ストウブはオーブンの250度まで対応しているため、オーブン調理も可能です。私はハンバーグやグラタン、パンを焼くのに使っています。中でもハンバーグは家族の大人気メニューです。片面を焼いてからオーブンで仕上げるため、生焼けの不安がなく、ジューシーに仕上がります。
» 【ストウブにハンバーグがくっつかないコツ】オーブン仕上げで生焼けなし
長く愛用できる
ストウブは耐久性があるので、長く使えます。私が持っている一番古いストウブは、2014年に購入しました。大切に使っており、今も現役で活躍しています。お手入れに少し手間はかかりますが、長く使えるのでコストパフォーマンスが良く、環境にもやさしいです。
食卓が華やかになる
ストウブは、鍋のまま食卓に出して取り分けるのもおすすめです。食卓が華やかになり、楽しく食事ができます。
我が家では、鍋料理やハンバーグ、グラタンの場合に食卓で取り分けます。大きなストウブを食卓に出すので気分も盛り上がり、おかわりのときも便利です。自分で自由に作るおにぎりパーティーや手巻き寿司の日は、ごはん専用ストウブを食卓に出します。ほしいタイミングでよそえるのでおすすめです。
ストウブは、カラーのバリエーションが豊富なため、見た目にもかわいいです。好みのカラーを選んで楽しめます。私は、いろいろなカラーをそろえてカラフルな色合いにしています。
デメリットを理解してストウブを楽しもう
ストウブには以下のデメリットがあります。
- 鍋もふたも重い
- 値段が高い
- 収納場所が必要
- 使い方にコツがいる
ストウブは重さがあり、使い方やお手入れにコツがいるので、取り扱いが少し大変に思うかもしれません。自分に使える重さか心配な場合は、実際のお店でストウブの実物を確かめてから購入するのがおすすめです。お手入れや使い方は、ストウブを使ううちに慣れてきます。
ストウブはデメリットもありますが、素材のうまみを引き出しておいしく調理できるところが魅力です。値段は高いですが、お手入れをして大切に使えば、ずっと使い続けられます。
ストウブを上手に使うコツは、作りたい料理に合ったサイズを選ぶこと。メイン料理や副菜、炊飯などストウブで何を調理したいかを考えて選びましょう。4人家族の我が家の使い方も参考にしてみてください。
» 【4人家族のストウブ使用頻度ランキング】11個持ちの愛好家が徹底解説!
値段が気になる方は、ストウブのアウトレット店舗やネット通販を利用するのもおすすめです。
» ツヴィリング直営店一覧 (外部リンク)
» ストウブ公式 Amazon店 (外部リンク)
» ツヴィリング J.A.ヘンケルス公式通販 楽天市場店 (外部リンク)
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